前回は、店舗や会社などの販促物に関するデザイン制作を依頼するときの、「問い合わせのコツ(方法)」をお話しいたしました。
なぜ「デザインに必要な情報を詳しく記載して問い合わせる」かと言うと、詳しい情報をデザイン事務所や制作会社に伝えることで、スムーズなやりとりや、希望通りのデザインに仕上げることができるからです。
今回は、(2)打ち合わせや制作、提案、納品について詳しく解説していきたいと思います。
まず、問い合わせの次に、具体的にどういった物を作りたいか「打ち合わせ」を行います。
打ち合わせでは依頼者の機微を感じとる必要があるので、直接会って行うことが多いですが、スケジュールの都合などで予定が合わない場合は、ビデオ通話や電話などでも可能です。
打ち合わせが一通り終われば、次にデザインを「制作」していきます。
デザイン制作では、制作するデザインに必要な情報を集める必要があるので、制作期間が1〜3ヶ月かかる場合や、数年にわたる場合など制作物によって様々です。
必要に応じて短い納期を設定することも可能ですが、特急料金など別途発生することがあります。
制作の次は、下書き状態のデザイン(ラフデザイン)を実際に確認する「提案」を行います。
こちらも制作物や規模によって様々ですが、通常は打ち合わせの際に大まかに決められた流れで納品となる場合が多いですが、納得できなければ制作と提案を繰り返して希望に近いデザインを作り上げて行きます。
また、その際は別途修正料金が発生する可能性もございます。
最後に「納品」ですが、通常の場合は印刷物かデータ納品で行われます。
現物の印刷物で納品するチラシや名刺では、印刷方法などによって金額が異なる場合がありますが、デザイン事務所や制作会社は、依頼者が求めている必要な販促や広告物しか提案しないので、最適な宣伝方法を一緒に考えてくれます。
以上、基本的なデザイン制作の流れは問い合わせから始まり、その後に打ち合わせ、制作、提案、納品と続きます。
問い合わせや打ち合わせの時点で必要な情報をちゃんと伝えておくことで、不要な修正の繰り返しを防ぐことができるので、後々別途修正料金が発生しません。
その為にも、デザイン事務所にデザイン制作を依頼する前に、一連の流れを頭に入れておくといいでしょう。
京都のデザイン事務所「チバデザイン」では、ロゴや名刺・オリジナルTシャツ・ウェブデザインなど幅広いデザイン制作を承っております。
店舗や会社に必要なデザイン制作に悩んだら、些細なことでも結構ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

あなたが求めるデザインを制作してくるデザイナーの選び方は、過去記事「デザイン料金について(2)」参照。