感情を揺さぶるパッケージデザイン|女性消費者が求める共感ポイント

デザインのこと
※記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

女性に商品を訴求するためのパッケージデザインは、単なる商品の外観だけではありません。感情を揺さぶり、心に響くデザインが求められます。本記事では、女性が共感するパッケージデザインの要素と、その効果的な戦略について詳しく探ってみたいと思います。

女性が感情を重要視する理由は、彼女たちの購買行動が単なる物理的なニーズだけでなく、感情や価値観にも基づいているからです。例えば、親しき人に贈り物を選ぶ際には、相手の喜びや感謝の気持ちを考えるため、パッケージデザインがその感情にマッチしているかどうかが重要なポイントとなります。
また、感情を揺さぶるデザインは記憶に残りやすく、ブランドの認知度や親近感を高める効果もあります。女性が商品に感情的なつながりを感じると、その商品やブランドに対する支持、愛着が高まり、口コミやSNSでの共有が促進されることで、よりネットでバズる可能性も高まります。

 

(2)女性の心に響く共感ポイント

・カラーの選定と心理効果
色は感情や気分に影響を与えるため、パッケージデザインにおいては慎重な選定が必要です。例えば、暖色系の色合いは、情熱やエネルギーを連想させ、商品に対する興味や情熱を引き出す効果があります。寒色系は穏やかさや落ち着きを表現し、リラックスした気分を提供します。女性が求める感情や体験に合わせて、適切なカラーを選びましょう。

・パッケージの形状とシンボリズム
パッケージの形状やデザインには、無意識的な心理効果があります。丸みを帯びた形状は、親しみやすさや温かみを演出し、女性の心に居心地の良さを醸成します。一方、角のある形状は現代的で力強い印象を与え、新しさや進化をイメージさせます。シンボルやアイコンの利用も重要で、女性らしさや自己表現を反映する要素をデザインに取り入れることで、共感を呼び起こすことができます。

・ブランドストーリーの表現
女性は商品に対してエモーショナルなつながりを求める傾向があります。そのため、パッケージデザインを通じてブランドの背景や価値観を伝えることが重要です。ブランドストーリーは、商品を単なる消耗品から特別な存在に変える力を持っています。持続可能性や社会貢献活動といった事業の側面を強調することで、女性は商品購入を通じて自分の価値観を実現できると感じるでしょう。

 

(3)【成功事例】共感を呼ぶパッケージデザインの具体的な例

・RICAFROSH(リカフロッシュ)
『可愛くなるって、楽しい。可愛くなるって、自信になる。可愛くなるの、後押しができたらな。』をコンセプトにYouTuberの古川優香さんがプロデュースを手掛けるメイクブランドです。アイシャドウ、アイブロウ、チークが一つになったマルチパレットや、絶大的な人気のリップは新色や数量限定展開があり注目アイテムです。シンプルだけどデザインや質感にこだわった商品パッケージは、今の若者に絶大な支持を集めています。

・鯛のないたい焼き屋 OYOGE
イワシやアジ、アサリと普通の鯛焼きとは違った形が特徴のたい焼き屋さんです。見た目だけではなく、フィナンシェやマドレーヌからヒントを得た、サクッとしながらもっちりした食感の生地にもこだわりが。テイクアウト専門の商品パッケージは、鮮やかなオレンジが目を引くポップなデザインで、冷めてもおいしいので差し入れや手土産にもぴったりです。

 

(4)デザインから共感を生み出す戦略的アプローチ

共感を生み出す戦略的なアプローチは、まず女性消費者の声を聞くことから始まります。顧客の購買意欲を深く理解することで、デザインにおけるカラーや形状、その商品(ブランド)が持つ物語などの要素が、共感を引き出す効果を発揮するかを把握することができます。また、競合分析やトレンドの調査を通じて、他のブランドとの差別化ポイントを見出し、独自の共感戦略を構築しましょう。プロのデザイナーやマーケティングチームとの連携も欠かせず、共感を持つデザインを創造するためのプロセスを確立することが最も重要です。

 

まとめ

女性に共感するパッケージデザインを実現するには、カラー、形状、シンボリズム、ブランドストーリーなどの要素を絶妙に組み合わせる必要があります。これによって、感情を揺さぶり、心に響くデザインを実現し、女性消費者の商品への関与や率直な関心を高めることができます。共感を基盤としたパッケージデザインは、ブランドの長期的な成功に必要不可欠な要素と言えるでしょう。

チバデザインでは、クッキーや焼き菓子などを、ECサイトやマルシェ、店舗で販売する際の商品に必要なロゴやパッケージデザインも承っております。その他、ショップイメージグラフィックス一式を受け賜っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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実際に携わったカフェ&シェアキッチン「SHELTERING CAFE」のビジュアルブランディング及びショップイメージグラフィックス一式を担当させていただきましたので、詳しくは「架空のストーリーから生まれたカフェ&シェアキッチンをご覧くださいませ。

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CHIBA DESIGN

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電算写植で文字組の基礎を経験した、デザイン歴20年以上のグラフィックデザイナーです。 また、自らデザイン・販売するオリジナルショップは、京都向日町に実店舗も構えております。下記サイトの公式オンラインストアでも商品をご購入いただけます。 ▼ 実店舗の営業日・営業時間は下記Instagramよりご確認ください。

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