昨今はこのような状況もあり、時代を生き抜くために大変な世の中になってきました。
そんな中、今回は最近読んだ書籍の中で、すごくためになった本をご紹介したいと思います。
それが、佐渡島庸平さんの「僕らの仮説が未来をつくる」です。
この本ではデザインの基本的なことや大切なことを改めて再確認出来ました。
そして新たに再発見というか、新たな目のつけ所も加わった気がします。
これからのデザインのことや時代の流れ、ビジネス面に関してもとてもプラスになりました。
こちらの本の中身と私の感想や考えたことなどを織り交ぜてご紹介していきたいと思います。
ぼくらの仮説が世界をつくる[本/雑誌] (PHP文庫) / 佐渡島庸平/著
この本からは、
(1)新しいことを遂げる唯一の手段
(2)時代の流れと共に変化する、人が求めるモノ
(3)それを手に入れるまでの手段
について考えさせられました。
かなりの文章量になりそうなので、切り良く3回に分けて更新していこうと思います。
(1)新しいことを遂げる唯一の手段
当たり前な事ではありますが、「基本」はとても大切なことです。
基本というと誰もが「当たり前だ」と思うことです。
しかし、その「当たり前」が難しいことでもあり、手っ取り早いことでもあり、複雑な部分でもあります。
「当たり前」と弁えるところとそうでないところの境界線が難しく、曖昧になってしまいがちです。
基本を徹底することで、あらゆることにも臨機応変に挑むことが出来ます。
この本の中でもそれをドミノに例えて説明されていました。
一枚のドミノを基本として、その一枚を徹底することであらゆるドミノをパタパタと倒し、クリアすることが出来ます。
勉強やスポーツでもそれは同じです。
基本的な部分をしっかり身につけて、それを応用していくことで様々なことを切り抜けれます。
そのようなこと自体も「基本」だったり「当たり前」なことだったりします。
しかし、何か新しいことを生み出すには過去の情報を元にいくら考えても、皆がアッと驚くものは出来上がりません。
ここでは「当たり前」が通用しないのです。
常識に囚われていると、新しいものは生み出せません。
何か突拍子もないような、「普通の人」はそんなことしないよ?と言われるようなことをしてもいいくらいです。
ちなみに本の中では、宇宙人だったらどう考えるか?という例が挙がっています。
何であれ、何か新しいことを始めるというと周りからバカにされることが多いということを思い出しました。
歴史的な発明家であれ研究家であれ、最初は周囲の人からは冷ややかな目で見られたり、「無理に決まってる」と言われたりしていたそうです。
何か新しいことを考えたり始めたりするのであれば、バカをするくらいが丁度いいということをどこかで別の本を読んだか誰からか聞いたりした覚えがあります。
しかし、バカにされることでも宇宙人のような発想でも、それが馴染むと自然と受け入れられるのです。
バカだね、から「当たり前」に変わってしまいます。
基本的なことは大事にしておきながらも、発想は「当たり前」や常識に縛られてはいけないということを踏まえて、
新しい何かを誕生させるためには仮説を立てて検証して、全力で証明することが唯一の手段であるということです。
そしてその肝心なモノは時代を経て、様々な変化を遂げています。
新しいことが誕生すれば、更に新しいことを誕生させるために、その枠を超えたモノにしようとします。
人は「欲しいモノ」を買うのですが、求められる内容はどんどん増えていきます。
必然的に、時代とともに変化が必要とされていくのです。
次回は(2)時代の流れと共に変化する、人が求めるモノついて書いていきます。
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